帝国ホテル東京 黒糸と縫い針 おもてなし [東京都千代田区]
紫陽花が咲き乱れるころ、
甥の結婚式が帝国ホテル東京でありました。
普通のジャケットにパンツを着て、
礼服はバッグにぶら下げて行きました。
上のマップのように京浜東北線有楽町駅で下車すると、数分の所に帝国ホテル東京はあります。
着替えの時間は見てありましたので、到着後男性更衣室で着替えをしました。
ところが、その時にハプニングは起きてしまいました。
礼服を着て、ボタンを付けようとしたらポンとボタンが飛んでいくではありませんか。
二つのボタンで締めるモノもありますが、私のものは一つ式のモノでした。
どうやら、久しく着ない間にウエスト部分が増加していたようです。
早速ボタンを拾い上げ、会社の実験室を思い出し、
両面テープかホッチキスを使い留めようと思いスタッフを探しました。
運よく女性スタッフが捉まり、
事情を話すと「更衣室で少々お待ちいただけますか。」と言って、
その後彼女が持参したのは、
私が頼んだいずれでもなく、黒糸と針でした。
その上、上着を脱げば、ボタンをつけてくれるというではありませんか。
全くの想定外の展開となり,恐縮のため冷汗が出っぱなしでした。
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私は典型的なおめでたい人間ですが、
ここで、サービスの基本とは何かを少し考えてみました。
1を聞いたら客の心理をよみ2くらいのことを心がけるか、または行う、
これぞお持て成しの真髄かと痛感しました。
マニュアル通りに行かないような場合にも臨機応変に精いっぱい対応する・・・・・・。
その後の結婚式、披露宴が滞りなく済んだのは申すまでもありません。
東京のホテル御三家に同ホテルは入るそうですが、
今回の件でよくわかりました。
東京のホテル競争は激しく、現在ハード面で血眼のようですが、
いくら、ハード面が立派でもソフト面が貧弱なら、
全体としては評価されないのではと思いました。
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