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紳士相撲をとってきた新横綱稀勢の里の誕生を祝うと共に相撲道への更なる邁進を期待する [旅で見る映像]



稀勢の里が横綱となり、
日本人横綱不在19年間という期間にようやく終止符を打った。
いささか国技の看板が色あせた感じがあったが、
これで再度相撲ブームの到来を期待する一人である。




420稀勢の里土俵入り.jpg

大相撲初場所で14勝1敗で優勝した大関稀勢の里が
横綱に推挙された。
昨日は明治神宮で18000人の大観衆の下で、
初の奉納土俵入りがあった。
相撲ファンとしてうれしい限りだ。




振り返るとその昔、
明治の初期までは大関が最高位であったという。
稀勢の里が3横綱を破った場所があったが、
このくらいの実力者であれば大関でいつもまでも、
いてもらってもいいのでは考える時もあった。



というのは、最近は横綱といっても星勘定だけで、
横綱に推挙していることに非常に不満があるからだ。
端的に言えば必要条件は満たしていても、
十分条件は満たしていない。


わたくしが期待するのは、
成績はもちろんであるが、
横綱の品格に拘るからだ。



相撲道とか柔道とかいうスポーツは、
礼に始まり礼に終わるスポーツだ。
他のスポーツと一線を画すのはこの品格にあると思う。



横綱の品格とは、言葉だけではいかにも抽象的だ。
相撲の取り口で、具体的に私見を述べましょう。


その昔昭和10年代に名横綱の呼称を欲しいままにした双葉山関は、
強い以上に相撲に品格があったといわれている。
昔のことなので、私もよく分からない。


ちょうど良いことに、YOU TUBEが有ったので取り口を振り返ってみた。
短い時間であったので、2回回して観察した。
その結果判明したことは次の3点である。
あくまで素人考えではあるが。


1. 受けて立つ相撲が基本であり、ましていわんや注文相撲は皆無であった。
(双葉山関は横綱になる前からこの取り口であった。)
2. 張り手はするが、肩までの高さの部位で、顔面張り手はなし。
(だから流血相撲などはなし。)
3. 猫だましなど相手の意表を突き、立ち合いで攪乱する相撲はなし。
(国技館のファンは、こういう場合ブーイングが鳴り響かせる。)


私は稀勢の里に期待することは、以上の3点だ。


星勘定が良いに越したことはないが、
上記3項目を無視してまで勝ってほしいとは思わない。
こういう点で全力士に範を垂らしてほしい。


これが相撲道に精進する者のあるべき姿ではないか。


⇓昭和の相撲を振り返りたい方はこちら⇓



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